滋賀県からお越しのYさんが手がけるフリスクケースの並列グラデーションをご紹介。
授業では、お好きなカラー3色を自由に選んで頂きます。
「キキララのような淡い世界観が好き」と話されていた事が頷ける、ふんわりカラーで仕上がったフリスクケース、いかがでしょうか?
並列グラデーションって簡単なの?
このフリスクケースでは、写真の通り同じサイズのスワロフスキーを使用し、並列グラデーションを製作して頂きます。
実は、日々たくさんの生徒様とお話しする中で、「スワロフスキーデコレーションを初めて挑戦された時、どんな置き方で仕上げられましたか?」
とお聞きすると、圧倒的にこの並列デコレーションからスタートされている方が多い事が分かりました。
その理由として、どのサイズのストーンを準備すれば良いか分からず、とりあえずワンサイズで出来る置き方が並列。との事でした。
並列デコレーションは、気軽に初心者の方でも挑戦しやすい。
確かにそうなのですが、気軽に=”簡単”に出来る。と認識されている方もいます。
初心者向けイメージが付いているのは、少ない材料費で挑戦できるから。だと思いますので、決して”簡単”ではないのです。
また、今回は、並列は並列でも、グラデーション加工入りなので、難易度がグンとあがります。
今回の並列を初め、他の技法全てにおいて共通しているのですが、モノづくりをする上で、私たちが大切にしている事は
- 良い作品と悪い作品を見分けられる目を持つこと。
特に、検定試験を考えている方、エントリーされている方には、毎回この事を口が酸っぱくなる位お伝えしています。
この見る目を研ぎ澄ます事によって、技術レベルの向上が驚くほどにスピードアップします。
並列グラデーションへの道のり
グラデーションは、なだらかに各色が混ざり合うことで変化を楽しむことが出来る人気の技法です。
また、生徒様の中には、「一度経験したものの、感覚で作ってしまって大失敗・・・それ以降作ってないです」との声も。
並列グラデーションに限らず、整列グラデーション、ランダムグラデーションは、奥が深いのですが、デザインの幅を広げるためにはぜひ身に付けて頂きたいお勧めの技法です。
これまでのブログの中でも紹介してきたように、この並列グラデーションを作るためには、数学論が導入されます。
一度理解して頂くと、その後どんなアイテムが来ようと自分で設計図が製作できるようになります。
- 地道な計算
- 作業中の自分の作品と向き合う目
- そして私たち講師の作り方を盗む目
があれば、完成度の高い柔らかな光を帯びたグラデーションが迎えてくれます。
ぜひ、一緒に納得のいく、並列グラデーションを作ってみませんか?
今回ご紹介したフリスクケースの並列グラデーションは、アイテムマスターコースで受講可能です。ぜひご覧ください。