こんにちは。昨日宣言をしたばかりなので、ここからBlog更新の再スタート。
定期的な更新を心掛けてまいりますので、温かく見守ってください^^;
世間ではお盆休み。そんな空気をスクールにいながらも感じてしまう今日この頃ですが、皆さんいかがお過ごしでしょうか?
お休みを満喫しながら、ゆっくりとご自宅でこれまで出来ていなかった作品作りや、ストーンの整理なんかもよい機会なのかも知れませんね^^;
アトマイザーをスワロフスキー(タンザナイト)メインのカラーで製作
そんな本日ご紹介するのは、目にも鮮やかなこちらのアトマイザーデコレーション。
かなりご紹介が遅くなっているのですが、Yさんの作品からご紹介させて頂きます。
アトマイザーデコに最適な技法があるのか?
びっしりと紫系カラーで埋め尽くされたこのアトマイザーデコレーションは、言わずと知れたランダムデコレーション技法を使用した作品になります。
アトマイザーをデコレーションすると一言で言ってもその作り方は多種多様になり・・・
どの技法でストーンを配置すればいいのか?
どの技法が向いているのか?
など、本当に悩むときもあります。
これと言って正解があるものでもなく感じてしまうのがデコレーションの自由な世界なのですが、そんな自由の中にもちょっとしたルールがあるからこそ仕上毎のブレや斑の少ない完成作品ができるのではないでしょうか?
ストーンを配置する方法といっても、整列デコレーション、並列デコレーション、ランダムデコレーション、柄ものデコレーション・・・っとたくさんありますよね?
どれでもいい。って思うのかも知れませんが、実際はどれでもよくないんです。
だからこそ授業の中では、しつこいくらいに、熱く語らせていただいているのです^^;
まず、どの技術の利用して製作すればいいのかを判断する材料として、迷った時は、とにかくそのアイテムの形状を眺めることが重要になります。
ただ眺めるといってもポイントはあるのですが、そこは、授業の中で・・・
アトマイザーデコ課題のポイント
この課題では、
ランダムにストーンを配置する方法とは?
曲面へのストーン配置方法とは?
ベースとなるラミネートデコレーションはどうやって貼るのか?
などに重点を置いて学んで頂きます。
※現在公開されているコースにアトマイザーはありませんが、現コースではUSBフラッシュメモリーになりました。
「ランダムにストーンを配置する」ということ
課題の中でも、特に難しく感じるのが、このランダムということです。
ランダム加減がとにかく難しい。
ランダム加減がどうにも上手くいかない。
ランダムにはなるけど、隙間も多くなってしまった。
なぜかストーンサイズが小さくなりすぎる。
ポイントを押さえて製作しなければ、こうしたミスや、もっとこうしたらよかった・・・
なんてことも多くあります。
このランダムって言葉。イメージするには、“適当”って言葉が当てはまりやすいのかもしれません。
だけど本当に適当でうまくいくと思いますか?
せっかく授業に来ているのに、ランダムは“適当”で!って自信満々に受講生さんにお伝えするようなことはできません。
そこで、この授業があるのですが、最初の30分近くはボードを利用して配置方法の解説をしています。
それから、15分から30分は実際にストーンの配置方法を見て頂きます^^
しっかりと、こうした理屈があるからこそ、初心者の方でもランダムデコレーションができるようになるのだと願っています。
もちろん。感覚でできてしまっているから大丈夫。
そうした考え方も“あり”かと思います。しかし、それでは自分しかできない技術になってしまうので少しさみしいですよね・・・
ランダムデコレーションにも理屈があるのか?
ランダムデコレーションにも上記で解説したように理屈があります。
実は、プログラムの業界でもランダム再生が開発された瞬間はかなりの驚きだったとか。
ランダム再生ができるまでは、音楽再生機械では、一定方向にしか再生できないというもの。
それもそのはず、懐かしいカセットテープの時代です。
そこからCDが発売されて、音楽もウォークマンの時代を迎えました。
そんな当時に開発されたランダム再生。
他ではシャッフル再生ともいいますが、とにかく自分が想定する曲順ではなく再生されることが当時の衝撃となったことは想像出来ますよね?
そんな機能を実現し、開発したのが、ソニーということはきっと誰もが知っていることかと思います。
そんな仕組みをどうやって実現したか、そればかりはプログラムを組む人間ではないのでわかりませんが、とにかく複雑そうですよね・・・
そんなランダム再生を実現するときに、プログラマーが“適当で”って言ってたと思いますか?
何も、デコレーションのランダムと一緒にしなくてもいいのかも知れませんが、そこには確かな“理屈”が存在していたと思います。
だからって訳ではありませんが、このデコレーションにおける“ランダム”もあいまいな表現で語りたくないと思いながら、常に授業に向き合ってます。
ランダムデコレーション。実は簡単そうで、奥が深いですよ^^
大きく2種類の方法があることも授業の中では語らせていただいていますので、是非参考にしてみてください。
きっとこのテンションは長続きしないだろうと思いながらの投稿でしたが、ゆっくりでも、着実に「定期的な更新」ができるように努力します。
では、また次回の投稿をお楽しみにしてください^^